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まさに晩秋

寒々しい冬近く

 すっかり太陽の位置が低くなり、部屋に差し込む日差しが長くなった。部屋で日光浴も出来るし、広げたり掛けたりで毛布や布団も干せる。
 あちこちの軒先やマンションのベランダには、長さは様々だが柿すだれが目につく。

 ばあちゃんが縁側で柿をむく
    はじめ面白がって手伝っていた孫たちも、いつの間にかどこかへ行っちゃった。
 ばあちゃんはするすると柿をむく
    嫁いだ娘や所帯をもった息子に、縁起ものだから正月には欠かすなと送ってやる。
 ばあちゃんは考え考え柿をむく
    「ばあちゃんの干し柿は柔らかくて本当に美味しい。ばあちゃんありがとう。お正月には行く
    からね。」 綺麗な紙に包まれた菓子折りよりも、付いてくる孫の手紙が何よりうれしい。あ
    の子も大きくなったから、今年は増やしておこう。
 ばあちゃんは夜の夜まで柿をむく
    “ばあさまも 達者でおわすと 軒の柿”
    霜が降りて、朝霧が立って、柿すだれは育っていく。この家の柿すだれは、ばあちゃん元気
    の印だよ。
    “月明く ばばと寝ている 柿すだれ”
 家々の庭にある柿は、数少ない昔の味を伝える食べ物だ。ほかの物は、ほとんど品種改良の手が入っているから。それにしても、収穫されるでもなく冬を待っている柿が多くなり、もったいない限りだ。

 今朝の新聞に、年末魚介が高値推移の見込みであること、オーストラリアが未曾有の旱魃で、日本向け小麦粉の手当てが心配される。が、豪州政府が他国輸入分を含めて責任を持つとの記事があった。
 魚介の高値は、資源枯渇もさることながら、中国他の買い付けによるとのこと。去年の春以来のことで、そのこと自体は知れわったっていたことではある。
 豪州の旱魃は、地球温暖化の影響ではないかとされているが、そればかりではないらしい。

 1億25百万の日本人が世界中から食料を買いあさっていて問題が起きているのに、13億人を抱える国が諸々買い始めたら、物の流ればかりでなくい、生活に関わる何もかもが変わる。
 豪州は、米国と同じく京都議定書にはサインしていない。分りきっている将来事項についても、自国の都合を押し通している。地球の環境変化は目に見えて、逐一詳細に報道されているのに。

 宇宙船地球号の人類の定員は、30億人とも35億人とも言われていたが、その倍の人間になっている。どうなるのか、どうするのか、どうしたらいいのか、どうすべきなのか・・・。

 平成17年度の概算食料自給率は以下のとおりだ。
  主食用米 100%
  小麦     14%
  芋類     81%
  豆類      7% (内大豆 8%)
  野菜     79%
  果実     41% (内みかん103%・リンゴ52%)
  肉類     54% (内牛肉43%・豚肉67%・鶏肉67%)
  鶏卵     94%
  牛乳・乳製品68%
  食用魚    57%
  海草類    67%
  砂糖類    34%
  油脂類    13%
  飼料用を含む穀物全体の自給率   28% 
  主食用穀物自給率           61%
  供給熱量ベースの総合食料自給率 40%
  飼料自給率               25% 

 * 類まれな豊かな自然に恵まれた日本。
   「農は国の基なり」にもかかわらず、その国土の荒廃は即ち人心の荒みに繋がっている。海
  の汚れもまたしかり。

 *自家生産・地場産・県内産・国産でどのくらい食べていけるのか考えたことがある。
  乾麺は勿論、うどん・ラーメン・スパゲッティー等の麺類は先ず全滅。蕎麦とうどんは、原料産
 地を確かめてから手打ちで食べるしかない。
  肉・魚は、産地を見て購入。加工製品はまずほとんどが駄目。
  アルコールは、日本酒と焼酎くらい。
  味噌・醤油は、地元の醸造元で確かめてから。豆腐・油揚げも同様。
  外食は出来ない。
  何のことは無い。昭和20年代の食生活に戻れば良いだけの話しだ。貧しかったが、こころは
 暖かだったし自然は豊かだった。
  あれからだ! 「豊かな生活」を求めて突っ走り、自然豊かな日本を置き去りにし、大和こころ
 を忘れ去ったのは。

  【そんな他人事のようなことを言っている場合じゃないんですよ!・・・そのとおり。
  先の見えたジジババには在る物で済ませてもらうにしても、先々の長い我子や孫たちが健や
  かに明るく暮らせるようにしていかないと。】

 


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コメント 3

Rudo

こんにちは。
正確な情報ソースは記憶に有りませんが日本の国土だけで維持できる人口は約2000万人と聞いた記憶があります。
既に(農業戦争を除いても)自国でまかなえる状態には遥かにたりないのですからODA等はもっと戦略的に砂漠地帯の緑地化・開墾に使うなりして食料供給の安定化を図るべきです。
ODAは特にお金を外国に持ち込んで現地の数倍~数十倍の経費で日本企業が事業を請け負う様な隠し公共事業的使い方をしているのは間違いです。
また、これも情報ソースが思い出せませんが日本人が1月に1食 牛肉のステーキを我慢すると牛に食べさせる穀物で某国の飢餓難民を6ヶ月食べさせる事のできるカロリー量になるとの話も記憶の隅に有ります。それを考えれば総合的に食料供給の連鎖と比率を改善する事が可能の様に思われます。
※なお、家畜の飼料にはある時問題になった遺伝子組み替えトウモロコシ(人間が食べるとたんぱく質が消化出来ず下痢を引き起こす。飼料用の物がお菓子に使用されてニュースになった。)等、単に右から左に回せばよいという状況もあります。カドミウム含有米は法定以上の含有量の場合工業用ノリの製造にまわされている様です。(「カドミウム米盗難、一般の米店に売った」ニュース有り)
by Rudo (2006-11-18 11:37) 

Rudo

すみません訂正を一部。
右から左に回せばよいという状況>>右から左に回せばよいという訳ではない状況
by Rudo (2006-11-18 11:40) 

sangaku徒

おっしゃるとおりです。開発途上国の貧しさを織り込んでの、先進国の豊かさ維持です。均せば、もっとつつましい生活をしなければならないはずです。とにかく、食料の自給率100%を保てない独立国などに、どれだけの物言いができるのでしょうか。
by sangaku徒 (2006-11-18 14:04) 

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